ライターコラム
市場調査にみるEC② アパレルのBtoC-EC市場規模は?
こんにちは。
中央株式会社の魅力をお伝えする、ライターの山崎です。
国内EC市場の規模や変遷、動向などを知ることができる、経済産業省発表の「電子商取引に関する市場調査」。
2回目の今回、はBtoC-ECの市場規模の中でも、セミオーダー物流に定評のある中央株式会社が得意とする「アパレル商品」について、ひも解いていきましょう。
調査の中では、アパレル商品は物販系分野のカテゴリーに含まれています。
2021年物販系分野全体のBtoC-ECの市場規模は13兆2,865円。
アパレル商品はこのうち2兆4,279億円、対前年比で9.35%増加しました。
物販系分野全体の約18%を占め、カテゴリー別では生活家電、食品に続き3番目の規模となりました。
また、物販系分野に関しては「EC化率(すべての商取引額(商取引市場規模)に対する電子商取引市場規模の割合)」も算出されています。
物販系分野全体のEC化率8.78%であるなか、アパレル商品のEC化率は、21.15%と、20%を超えました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ステイホームや在宅勤務によるアパレル商品購入機会の減少・軽装化が進み、1世帯あたりの平均支出は減少傾向にあります。
この逆境の中でもアパレルのBtoC-EC市場規模が拡大した、ということは、「販売の中心がECに移り、それがさらに強化されている」と考えられます。
最近では自社のECサイトなどから直接顧客に販売する「DtoC」で売り上げアップを目指す企業もあり、EC市場の拡大は当面続くとみられています。
その中で実店舗の役割にも変化が見られ、ECへの移行を前提にショールーミングに特化した店舗も増加。
今後もアパレルのEC市場拡大が、実店舗のあり方を変えていくことでしょう。
次回は、こちらも中央株式会社が得意とする、BtoB-ECの市場規模についてお話します。
中央株式会社については
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◎市場調査にみるEC①はこちら