ライターコラム
物流のアウトソーシングを手掛ける中央株式会社 斉藤社長インタビュー ~物流倉庫の二極化~
こんにちは。中央株式会社の魅力をお伝えするライターの駒形です。
前回は、中央株式会社の斉藤社長に2019年を振り返っていただきました(全4回)。
今回は、これからの物流倉庫業についてお聞きしました。
―――斉藤社長が近年感じている物流倉庫業界の動向について教えてください。
斉藤:Amazonを代表とした多品種の商品を短納期で納品する倉庫と、ルールが複雑で手間のかかる商材に対応する倉庫との二極化が進んでいます。前者は、ピッキングなどの作業を機械が行い、人が行う作業もどんな人でも対応できるマニュアルがあります。倉庫の場所も全国、海外どこにでも作ることができます。一方後者は、我が社がこれまで積み上げてきたもの、「セミオーダー物流」のようなサービスを行う倉庫で、システムでは解決できないところを、人の工夫や知恵、経験を活かして対応していきます。そのためにはマンパワーが常に必要となります。
―――その中、これから倉庫業界はどのような方向性に進むのでしょうか?
斉藤:これは私の予想ですが、今後は倉庫の統廃合が進むと思います。倉庫側で人材が確保できない、設備投資ができないとなれば、荷主はそのような倉庫から離れていきます。荷主の求めるクオリティーをキープするには、会社への投資が必須です。体力のない会社は、継続が難しくなり、各倉庫同士の得意なところを活かす形での統廃合が多くなるのではないかと思います。また、通販などを扱っている荷主様で、自社倉庫の運営が難しくなってきたと感じた時に、作業のアウトソーシングを視野に入れる方も、今よりも増えるのではないかと感じます。
次回に続きます。
(インタビュー:2019年11月)
中央株式会社については
https://www.chuoh-logistics.com/